関連技術情報
電源システム
IT施設の電源設備にトータル対応!
データーセンターに求められる最大のポイントは電源の信頼性です。
データーセンター・通信センターの電源設備は商用電源(複線化)、非常用発電機、無停電電源装置(UPS)、などから構成されており、電源設備の信頼性の考え方から短時間の電源補給設備として蓄電池、長時間の電源補給設備として非常用発電機設備を設置し、さらに電源車による供給設備を構築するなどすることによって電源の安定性・安全性を追及しています。
また、電源監視システムにより保守管理体制のバックアップをすることが重要です。
空調システム ー
サーバーラック負荷の飛躍的増大に対応するためのさまざまな空調方式
1. コールドアイルとホットアイル
最近のサーバーは,前面吸い込み背面排気が主流です。サーバーを冷却するには前面に冷気を供給すると共に,
背面の高温排気が他のサーバーに給気されないよう機器配置を工夫する必要があります。
吸気面であるサーバー前面同士を向かい合わせに配置し,そこに冷気を供給する「コールドアイル」を形成し排気面である機器背面同士を向かい合わせに配置した「ホットアイル」を形成することがラックレイアウトの基本となります。
2. ダウンブロー方式(床下吹出)と天井還気方式
最近のサーバールームの空調気流は,ダウンブロー方式が主流になっています。
フリーアクセスフロアー内を冷気の通り道として利用し、サーバー近くに吹出パネルを配置し,必要な冷気をコールドアイル部分に吹き出す方式です。
ダウンブロー方式ではフリーアクセス床内に設置されたケーブルなどが通風を妨げたり、空調機からの距離により充分風量が得られない場合があります。このため,サーバーの発熱量とフリーアクセス内の抵抗に応じて,吹出の配置や開口率、形状を決定する必要があります。効率的な配置を行うことにより送風動力が大幅に削減されます。
天井還気方式は天井を貼りホットアイルの熱を効率よく天井内に集めて空調機に還す方式です。この場合もダウンブロー方式と同様の考えで天井吸込口をホットアイル部分に効率良く配置することで送風動力を大幅に削減できます。
適正な配置を行うことにより送風機動力の20〜30%削減が可能です。
3.
直接排気方式
直接排気方式とは,サーバー廃熱をホットアイルとコールドアイルの間に仕切りを作ることによりサーバーの排気がコールドアイル側に流れ込むことを防ぎ,直接天井内還気として空調機にもどすことにより、冷気が確実にサーバーに吸い込まれるようにする方式です。コールドアイルとホットアイルの間に仕切りを作ることで効率的な冷却を行います。
4. タスク・アンビエント空調
タスク・アンビエント空調とは,サーバールーム全体を冷却するアンビエント空調に加え,部分的な高負荷サーバー部分を集中的に冷却するタスク空調を併用する方式です。
近年のサーバーの高密度化により、発熱量が30kW/ラックが設置されるなど,局所的な高温個所がある場合にはタスク空調機の設置が有効です。アンビエント空調の投資を抑えることによりバランスの良い冷却が行えます。
実績紹介
| 名鉄協商コンピュータビル | JSAT衛星管制センター |
|---|---|
![]() 1984年5月竣工 |
![]() 1989年3月竣工 |
| 中部地区のコンピュータービルの先駆けとして建設された名鉄協商コンピュータビルは、現在も最新の電算施設に対応すべく熱源・電源・監視・防災設備の更新を進めています。 都市型データセンターとして、今後も時代のニーズに対応した進化を続けます。 |
JSAT衛星管制センターは、衛星管制センターの先駆として建設され、現在も最新の衛星管制システムの運用をバックアップするために、電源・熱源・監視システム等の更新を継続的に行っています。 |


