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大事な「安全」は徹底的に。コミュニケーションを重視しながら失敗を恐れず、若手もベテランも共に学び成長を。
PROJECT01 現場における若手育成

大事な「安全」は徹底的に。
コミュニケーションを重視しながら失敗を恐れず、
若手もベテランも共に学び成長を。

次代を担う若手育成

中設エンジ株式会社(伊藤忠グループ/名鉄グループ)は、1968年の創業以来、時代の変化を受け入れ、常に変革を続けてきた。そして今また大きな変化を見せようとしている。その一つが「若手の育成」だ。資格の取得や、技術の修得には積極的に後押ししているが、若手の育成には特に力を入れている。
入社後約3ヶ月の新人研修期間があり、そこで社会人としての基礎や仕事の流れなど、ひと通りの知識を学んだあと、現場に配属され、現場所長と指導社員のもとで施工管理の経験を積む。入社から4年目までは毎年1回同期で集まり、お互いに学んだことを共有し、翌年の目標も立て互いに高め合う。5年目からはそれぞれ専門的な技術を学ぶことに集中して、10年を目安に大型プロジェクトを任せることができる人材に育てていく、というものだ。現場に配属された後でも、人事部の教育担当者と、現場担当者とで、育成方針を相談しながら新入社員をフォローすることで、現場によって育成状況に差が出ないことにも気が配られているそうだ。

安全第一が何より優先コミュニケーションこそが我々の職務

安全第一が何より優先
コミュニケーションこそが我々の職務

2021年12月に着工した滋賀県彦根市の大型デリカ工場建築現場に配属されている、入社2年目の阿部匠人さんと弘兼蒼大さん、そして二人を任されている現場所長の大西正記さんに話を聞いた。
「現場で大切なのは『安全第一』と『コミュニケーション』ですね。安全というのは自分の身はもちろん、協力会社の方も含めて現場にいる全ての人の身体を守るという意味での『安全第一』です。我々の仕事は人の命を預かっているという意識を持っていないといけません。こればかりは事故が起きた後に気がついても遅い。事故が起きたらいい仕事も何もなくなってしまう為、何よりも優先させなければならない事項です。だからもし不安全なことをしていたら、それがベテランの職人さんでも、新入社員でも、ダメなものはダメ、とはっきり言うようにしています。またこの仕事は『コミュニケーション』も非常に重要です。実際のところ、我々、施工管理の人間が何人集まったって建物は作れません。つまり我々の仕事は、職人の方達にいかにして建物を建ててもらうか、ってことなんです。そのためには的確な指示をちゃんと伝えることが本当に重要で、言い換えれば、コミュニケーションを大切にすることこそが、我々の職務なんです」と大西所長。

同じ現場なんて二つとないから、一緒に勉強していこう

同じ現場なんて
二つとないから、
一緒に勉強していこう

「職人の方はみんな年上ですし、ちょっと怖いなって思っていたんですが『話をすることで話しやすくなる』みたいなところがあって。やっぱりコミュニケーションを取ることがとても大事で、怖いから話さないってなってしまうと逆に良くないと思います。一度話せるようになるとみんな優しいですし」と率直に話してくれた阿部さん。「私も現場に入ったばかりの頃、職人の方に、これどうなってるの、って聞かれて全然わからなくて、すぐに確認します、って慌てて聞きに行って。怖かったというか、焦りました。でもそうすることがきっかけで、また話ができて、それを繰り返すことで、信頼関係につながっていくのかなって思いました」と弘兼さんも実感のこもった話をしてくれた。大西所長が話を引き取る「わからないなりに誠意を持って対応することが大事。失敗した時も同じですね。誠心誠意を持って対応すれば逆に信頼関係が生まれる。実際、工場によって生産する製品も使用する機械も全く違いますし、技術や工法も年々新しくなるので、知らないことや失敗があって当然なんですよ。正直言うと、私もまだわからないことはたくさんありますよ。もちろん失敗も。で、わからなければすぐに聞いたり調べたり…謝ったり。今回、若手二人を預かってますけど、何かを教えてるって言うより、一緒に勉強しようっていうスタンスですよね」

会社が変われば自分も変わる、逆に自分が会社を変えることもできる

会社が変われば自分も変わる、
逆に自分が会社を変えることもできる

「今回の現場は前の現場と工事の進め方だったり、現場の雰囲気も全然違っていて本当に勉強になります。先輩からは色々な現場を見ることは大切だよって言われてきましたが、その意味がわかりました。この現場では自分から積極的に仕事を見つけてどんどん経験を積んで知識を蓄えていきたいと思っています」と阿部さん。「この現場に来た時、大きい現場だなぁって思ったのが一番印象に残ってます。前の現場とは違う機械や設備を見てワクワクしました。生産機械にも興味があるのでそういったことも積極的に勉強していきたいですね。私は前回の現場が完成する前にこちらの現場に来ました。最初から最後まで関わるのはこの現場が初めてなので、完成を迎える時にはきっとすごい達成感があるんだろうなって今から楽しみです」と弘兼さん。
「『主体性』を持ってやること。主体性を持つということは、積極的に聞いて、見て、学んで、自分の頭で考え、自らで動く、ということです。これができる人間に育ってもらいたいですね。私は入社して25年になりますが、この25年でうちの会社は本当に大きな変化を繰り返してきました。どんどん改革して、入社した頃と今とではやってる内容も全く変わっています。別会社と言ってもいいくらいに」今の若手社員がベテランと呼ばれる頃には、この会社はまた大きく変わっているだろう、と続ける大西所長。「中設エンジという会社は、変化していくことができる会社です。今から25年後にどういう会社になっているかは全く想像できませんが、今後の中設エンジを変えていくのは今の若手たちです。ぜひ自分たちなりの意見を持って新しい中設エンジに改革していってほしいですね」
国内唯一の「食品工場のトータルエンジニアリング企業」中設エンジ。凄まじい勢いで変わり続ける時代にあって、自ら変わり続けることで唯一無二の価値を持った企業は、今後10年20年先を見据えて、また大きな変化を遂げようとしている。

INTERVIEW MEMBERS

大阪事業本部 技術統括部 設備部長 彦根大型デリカセンター現場所長 大西 正記

大阪事業本部
技術統括部 設備部長
彦根大型デリカセンター現場所長
大西 正記

東京事業本部 技術統括部 設備第一部 第一課 阿部 匠人

東京事業本部
技術統括部 設備第一部
第一課
阿部 匠人

大阪事業本部 技術統括部 設備第一部 第二課 弘兼 蒼大

大阪事業本部
技術統括部 設備第一部
第二課
弘兼 蒼大